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オンライン診療で漢方を活用〜自宅で始める体調を整える方法を紹介〜

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監修者:シンクヘルスクリニック院長 産婦人科専門医 大村 美穂
執筆者:ライター 下田 篤男(管理薬剤師・薬局経営コンサルタント)

 

 

目次 

1 漢方薬とは
 1.1漢方薬の基礎
2 医療用漢方薬と市販の漢方薬の違い
3 当院で漢方薬の処方を受ける利点
 3.1医療用漢方薬を処方してもらえる
 3.2長期間の処方にも対応可能
4 当院で扱う漢方薬と生活習慣病や婦人科との相性について
 4.1生活習慣病の治療薬と併用できる漢方薬
 4.1.1桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)
 4.1.2防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん) 
 4.2ホルモンバランスを整えるための漢方薬の役割
 4.2.1加味逍遙散(かみしょうようさん))
 4.2.2当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
5 まとめ

 

 

「漢方薬って、効果があるのか不安・・・」「クリニックで処方してもらう漢方薬と市販の漢方薬って違いがある?」

 

このように、漢方薬に興味はあるけれど選び方が分からないという方や、医療用と市販の違いをもっと知りたい方も多いのではないでしょうか。

 

そこで今回は、医療用漢方薬について解説します。漢方薬についての基礎的な考え方や市販薬との違いについても説明しますので、ぜひ参考にしてください。

 

 

 | 漢方薬とは

 

漢方薬とは

漢方薬は、漢方医学の考え方にもとづいて、2種類以上の自然にある植物や動物の成分(生薬)を決められた量で組み合わせた薬です。

 

ここからは、漢方薬の基礎について解説します。

 

 

| 漢方薬の基礎

 

漢方薬は2種類以上の生薬を組み合わせた薬のことです。実は、生薬そのものを「漢方」や「漢方薬」と呼ぶのは正しくありません。

 

生薬とは、漢方薬の材料になるものを指します。植物の葉っぱや茎、根っこといった部分または、鉱物や動物の成分で、薬の効果があるとされる部分を加工(切ったり、乾燥させたり、蒸したりします)して使います。

 

たとえば、漢方薬の葛根湯(かっこんとう)は、7種類の生薬(カッコン、タイソウ、マオウ、カンゾウ、ケイヒ、シャクヤク、ショウキョウ)を組み合わせて作られてるのです。

 

これらの生薬がそれぞれの働きをしながら、お互いに補い合うことで、風邪の症状や肩こり、痛みなど、さまざまな症状に効果を発揮します。

 

 

 | 医療用漢方薬と市販の漢方薬の違い

 

病院で処方される医療用漢方薬と、ドラッグストアなどで購入できる一般用漢方薬は、同じ名前の漢方薬でも違いがあります。

 

前提として、両方とも使われている生薬の組み合わせ自体は同じです。

 

しかし、医療用漢方薬は医師が診察を行ったうえで、その人の体質や症状に合わせて適切な成分量を処方します。一方で、一般用漢方薬は、ドラッグストアなどで薬剤師や登録販売者に相談して購入します。

 

この場合、診察を受けていないため、成分の配合量が医療用より少ないことが多いです。

 

つまり、同じ漢方薬でも、病院で処方されるものと市販されているものとでは、成分量が異なる場合があるのです。

 

また、安全性を重視して、一日に服用する量が厳密に調整されています。そのため、一般用漢方薬を購入する際は、必ず薬剤師や登録販売者に相談して、自分の体質や症状に合った使い方を確認することが大切です。

 

 

 | 当院で漢方薬を処方を受ける利点

 

当院はオンライン診療に特化したクリニックです。漢方薬の処方を受けると、以下のような利点があります。

 

・医療用漢方薬の処方が可能
・長期間の処方にも対応可能

 

ここからは、これらの利点を分かりやすく解説します。

 

 

| 医療用漢方薬を処方してもらえる

 

漢方薬はドラッグストアなどでも購入できますが、市販で手に入る漢方薬は、成分の配合量が少なく調整されています。また漢方薬の種類も一般用漢方薬に限定されています。

 

市販の漢方薬は薬剤師や登録販売者のアドバイスを受けて購入しますが、医師の診察を経た処方ではありません。

 

一方、当院ではオンライン診療で医師が診察を行い、体質や症状に合った医療用漢方薬を処方します。

 

そのため、より効果を実感しやすいのが特徴です。

 

 

| 長期間の処方にも対応可能

 

当院では、患者さんのニーズや治療計画に合わせて、最大で6ヶ月分(180日分)の漢方薬を一度に処方できます。

 

また、漢方薬は一定期間服用して体質改善を目指すことが多いため、長期処方は理にかなっています。

 

さらに、オンライン診療を通じて定期的に医師と相談しながら治療を続けることができるのです。

 

 

 

 | 当院で扱う漢方薬と生活習慣病や婦人科との相性について

 

当院で扱う漢方薬と生活習慣病や婦人科との相性について

ここまで、当院で漢方薬を処方をする利点について紹介しました。

ここからは、生活習慣病や、婦人科領域の患者さんにも適応した漢方薬を厳選して紹介します。

 

 

| 生活習慣病の治療薬と併用できる漢方薬

 

当院では、生活習慣病の治療薬と併用できる漢方薬を取り扱っています。

 

 

桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)

 

薬品名 ツムラ桂枝茯苓丸エキス顆粒(医療用)
特徴 一般に月経に関連する症状の改善に頻用されますが、男女を問わずに末梢循環障害状態が認められれば病名を問わず広く使用されます。
主な副作用 食欲不振、悪心、下痢など
用法・用量 1日2~3回食前or食間、1回1包
市販薬の有無 あり(一般用漢方薬)
当院でのお薬代 15日分(45包):2,723円
30日分(90包):5,173円
90日分(270包):14,702円
180日分(540包):27,770円

※代金は税込です。お薬代以外に、診察代1,100円、配送代550円を別途頂戴いたします。

 

桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)は血の流れが悪い状態を改善するための漢方薬で、月経に関する症状だけでなく、性別を問わず幅広く使用できます。

 

たとえば、糖尿病の合併症は血管の問題が原因となることが多く、血の流れが悪い状態を改善することで症状の緩和が期待できます。

 

また、最近の研究では、桂枝茯苓丸のような駆瘀血剤がインスリン抵抗性を改善する効果も注目されています。これにより、桂枝茯苓丸は生活習慣病の治療にも役立つ漢方薬とされているのです。

 

 

防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)

 

薬品名 ツムラ防風通聖散エキス顆粒(医療用)
特徴 一般に肥満で脂肪太りや腹がポッコリでる太鼓腹で皮下脂肪が多く、旺盛な食欲による肥満に用いられます。
主な副作用 食欲不振、腹痛、下痢など
用法・用量 1日2~3回食前or食間、1回1包
市販薬の有無 あり(一般用漢方薬)
当院でのお薬代 15日分(45包):2,475円
30日分(90包):4,703円
90日分(270包):13,365円

※代金は税込です。お薬代以外に、診察代1,100円、配送代550円を別途頂戴いたします。

 

防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)は、肥満やメタボリックシンドロームで悩む方に適した漢方薬です。

 

とくに、お腹がぽっこりと出た「太鼓腹」や皮下脂肪が多い状態、食欲が旺盛で体重が増えやすい方に使われます。さらに、食欲が旺盛なことによって体重が増えてしまうことに用いるのが一般的です。

 

この薬には、

 

代謝を上げてカロリーを消費しやすくする「熱産生促進作用」
脂肪の蓄積を防ぐ「抗肥満作用」
便通を良くする「排便促進作用」

 

などの効果があります。

 

ただし、排便促進作用が強いため、場合によっては下痢や軟便が起こることがあります。服用量は体調を見ながら調整し、医師と相談して自分に合った使い方を見つけることが大切です。

 

 

 | ホルモンバランスを整えるための漢方薬の役割

 

月経前症候群(PMS)や更年期障害など、女性特有のホルモンバランスの乱れには漢方薬を使った治療が注目されているのをご存知でしょうか。

 

当院では、婦人科の症状に対して医療用漢方薬を長期的に処方することができます。

 

 

加味逍遙散(かみしょうようさん)

 

薬品名 ツムラ加味逍遙散エキス顆粒(医療用)
特徴 体質虚弱な婦人で、肩がこり、疲れやすく、精神不安などの精神神経症状、
ときに便秘の傾向のある次の諸症状に用います。
冷え症、虚弱体質、月経不順、月経困難、更年期障害、血の道症
主な副作用 食欲不振、悪心、下痢など
用法・用量 1日2~3回食前or食間、1回1包
市販薬の有無 あり(一般用漢方薬)
当院でのお薬代 15日分(45包):3,003円
30日分(90包):5,706円
90日分(270包):16,216円
180日分(540包):30,631円

※代金は税込です。お薬代以外に、診察代1,100円、配送代550円を別途頂戴いたします。

 

加味逍遙散(かみしょうようさん)は、ホルモンバランスがとくに乱れているときや、気分が落ち込んでいるときに使われる漢方薬です。

 

ここでいう「気(き)」とは、体の元気や気持ちを表すもので、以下のような状態があります。

 

・気虚(ききょ):体が疲れて弱っている、または気分が落ち込んで元気がない状態。
・気うつ(きうつ):ストレスがたまって気分が沈んでしまう状態。
気逆(きぎゃく):イライラしやすく、気がうまく流れていない状態。

 

加味逍遙散は、ストレスや不安でイライラしたり、反対に気分が沈んで元気がでないときに効果が期待できます。

 

また、更年期障害で感じる「のぼせ」にも効果があるとされているのです。

 

これらの症状は「気」と「血(けつ)」が両方足りなくなる「気血両虚(きけつりょうきょ)」という状態に関連します。加味逍遙散は、このバランスを整えるのに役立つ漢方薬です。

 

 

当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)

 

薬品名 ツムラ当帰芍薬散エキス顆粒(医療用)
特徴 比較的体力が乏しく、冷え症で貧血の傾向があり、疲労しやすく、ときに下腹部痛、頭重、めまい、肩こり、
耳鳴り、動悸などを訴える次の諸症状に効果が期待できます。
月経不順、月経異常、月経痛、更年期障害、産前産後あるいは流産による
障害(貧血、疲労けん怠、めまい、むくみ)、めまい、頭重、肩こり、腰痛、足腰の冷え症、しもやけ、
むくみ、しみ

主な副作用 食欲不振、悪心、下痢など
用法・用量 1日2~3回食前or食間、1回1包
市販薬の有無 あり(一般用漢方薬)
当院でのお薬代 15日分(45包):2,772円
30日分(90包):5,267円
90日分(270包):14,969円
180日分(540包):28,274円

※代金は税込です。お薬代以外に、診察代1,100円、配送代550円を別途頂戴いたします。

 

体や頭が重く感じたり、吐き気やめまいを感じることはありませんか?、それは、「水滞(すいたい)」と呼ばれる状態かもしれません。この状態は、体の中に水分が溜まり、正しく循環していないことが原因です。

 

こんな症状があるときに使われるのが、当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)という漢方薬です。この漢方薬は、頭が重い感じがしたり、めまいや冷え性、そして肩こりがあるときに効果が期待できます。

 

体内の水分バランスを整えることで、これらの不調を改善する手助けをしてくれるのです。

 

 

| まとめ

 

今回、オンライン診療で処方される医療用漢方薬について解説しました。

 

当院では、厳選した医療用漢方薬を患者さんの症状に合わせて処方します。生活習慣病や婦人科領域などの患者さんでも継続して治療できるよう、長期間の処方にも対応可能です。

 

さらに、医療用漢方薬を医師の診察のもとで続けられるため、より体質や症状にあった処方ができるのです。

 

日々の不調でお悩みの方は、オンラインクリニックで処方される医療用漢方薬を活用してみてください。

 

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