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【健診でHbA1cが高め】それ、“様子見”で大丈夫?

忙しい人のための「最短・オンライン受診」のススメ

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櫻木哲詩

執筆者
シンクヘルスクリニック 非常勤医師

櫻木哲詩
資格(日本内科学会認定内科医、日本内科学会総合内科専門医、日本糖尿病学会専門医、日本フットケア・足病医学会 弾性ストッキング・圧迫療法コンダクター)
所属学会(日本内科学会、日本糖尿病学会、日本褥瘡学会 在宅ケア推進協会、日本形成外科学会)

鳥取大学医学部にて地域枠一期生として卒業。鳥取県内でも有数の総合病院である山陰労災病院にて、糖尿病内科医として様々な症例を経験し副部長に就任。生まれ育った地域の方々への思いから、より深く地域医療に貢献するべくサクラギクリニックを開院。
専門医としての立場から医学的に最適な治療を考え、患者の生活や家族背景などを踏まえた総合的な判断で治療することを心がけている。

 

 

 

 

はじめに

健康診断の結果に書かれた「HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)高め」の文字。 「再検査って書いてあるけど、今は特に困ってないし……」と、つい後回しにしていませんか?

仕事や家事で忙しいと、通院の移動や待ち時間は大きな負担ですよね。しかし、糖尿病は自覚症状がないまま進行するのが一番の怖さです。「まだ病院に行くほどではないかも…」という段階こそ、早めの確認が大切です。

この記事では、「どの数値なら受診すべきか」「忙しくても最短で対策を始める方法」を日本糖尿病学会専門医が分かりやすく解説します。

 

1. HbA1cは「過去1〜2か月の通知表」

HbA1c(ヘモグロビンA1c)を一言でいうと、「最近1〜2か月の血糖値の平均点」です。自覚症状がなくても、将来の糖尿病や動脈硬化のリスクを早めに教えてくれる大切な指標です。

検査直前の食事に左右される「血糖値」とは違い、ごまかしの効かない「普段の生活の積み重ね」を映し出します。数値が「高め」ということは、体が悲鳴を上げ始めているサインかもしれません。

 

2. 「様子見」でOK?それとも「受診」?判断の目安

結論からお伝えすると、「迷ったなら、一度専門家に相談する」のが正解です。糖尿病は「症状が出る前に」対応する病気です。数値が基準を超えていれば治療の対象になります。HbA1cが高めと指摘された段階で、再検査・生活改善、必要なら精密検査(75g経口ブドウ糖負荷試験)を検討することが大切です。特に以下の項目に当てはまる方は、早めの受診を強くおすすめします。

(A)糖尿病の診断基準値以上

HbA1c 6.5%以上かつ空腹時血糖126mg/dL (または随時血糖200mg/dL)以上であった場合、糖尿病の診断基準を満たしています。発症初期段階であれば食事・運動療法で治療可能な場合もあります。すぐに糖尿病治療が可能な医療機関を受診しましょう。

(B)数値が「糖尿病型」

以下の数値がひとつでも当てはまる場合、すでに糖尿病の診断基準を満たしている可能性があります。早めに医療機関を受診しましょう。

  • HbA1c(NGSP):6.5%以上
  • 空腹時の血糖値:126mg/dL以上
  • 随時(食事と関係のないタイミングで測定した血糖値):200mg/dL以上

糖尿病を発症しているか確認するために75g経口ブドウ糖負荷試験という検査が行われることがあります。受診される際は事前に医療機関へ相談し、検査前に絶食が必要かなど確認されることをオススメします。

(C)「境界型(予備軍)」の範囲

まだ糖尿病と診断されるほど血糖値は高くないけれど、正常よりは高くなってきた状態を「境界型糖尿病」や「糖尿病予備軍」と呼びます。

HbA1c6.5%未満で、1)空腹時血糖110〜125mg/dL,2)75g経口ブドウ糖負荷試験2時間後の血糖値が140〜199mg/dLのいずれかを満たしている方が該当します。将来的に糖尿病を発症するリスクが高い状態です。生活習慣の改善方法を知ることで、将来の2型糖尿病を発症するリスクを減らせます。

(D)気になる症状がある

  • 異常に喉が渇く、トイレの回数が増えた
  • 食べているのに体重が減ってきた
  • 体がだるい、集中力が続かない

これらは体がSOSを出しているサインです。

 

3. 忙しい人こそ「オンライン診療」で手軽にチェック!

「病院へ行く時間がない」という方にこそ、オンライン診療が向いています。移動や待ち時間のストレスなく、スマホ一つで「現状の整理」ができるからです。

オンライン初診でわかる「3つのこと」

  • 自分の立ち位置: 今、どれくらい注意が必要な状態か?
  • 検査の必要性: 追加で精密検査が必要か、様子見でいいか?
  • 最小限の対策: 「これだけはやっておこう」という1点集中ポイント

 

4. 受診前に準備するのは「3つだけ」

受診をスムーズにするために、以下のものをお手元にご用意ください。

  • 健診結果(数値と検査日がわかるもの)
  • 直近1週間の生活記録(食事・お酒・運動・睡眠など)
  • 困っていることの書き出し(喉の渇き、疲れやすさなど)

Point 記録は「ざっくり」で大丈夫です。完璧を目指すより、ありのままを伝えることが改善への近道です。

 

5. アプリ「シンクヘルス」で説明の手間をカット!

当院では、生活習慣記録アプリ「シンクヘルス」を活用した診療を行っています。

▼アプリダウンロードはこちらから

「先生に何を話せばいいかわからない」という不安も、アプリがあれば解決します。Appleヘルスケアやリブレ(CGM)などのデータと連携でき、健診結果も写真を撮るだけで簡単に記録できるため、あなたの生活を数値として「見える化」できます。

  • 「どの食事の後に血糖値が上がりやすいか」
  • 「運動した日に数値がどう変わるか」
  • 「1年前の検査結果からどう変化したか」

「シンクヘルス」アプリでは、これらの記録を医師と同じ画面で見ながら相談できるため、診察時間が短く、かつアドバイスが具体的になります。

※アプリは健康管理を目的としたもので、診断は医師が行います。

 

まとめ:不安な「様子見」を終わらせよう

HbA1cが高めと言われた時、一番もったいないのは「不安なまま放置すること」です。

早めに自分の状態を知ることは、将来の自分を守ることにつながります。忙しい日々の中でも、オンラインなら最初の一歩が踏み出しやすいはず。

まずは「今の自分の現在地」を確認することから始めませんか?

 

 

【オンライン初診(糖尿病・健診フォロー)を予約する】

健診結果が手元にある方: 数値をベースに、追加検査の必要性や改善策を整理します。

準備は3つ: 健診結果、ざっくりした生活記録、気になる症状。

かかりつけ医がある方も: 「通院が負担で中断してしまった」という方の再スタートもサポートします。

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