「メノエイドコンビパッチ」出荷停止のお知らせ
2025年7月25日、日本産科婦人科学会より「メノエイドコンビパッチ」出荷停止の案内がありました。
この薬は、更年期障害などに対するホルモン補充療法(HRT)で使用されるエストロゲン(E:卵胞ホルモン)とプロゲスチン(P:黄体ホルモン)の合剤です。
皮膚に貼るパッチ剤で、週2回貼り替えるタイプのお薬です。
出荷停止の理由と現在使用中の方へのお願い
今回の出荷停止は、製剤の一部でフィルムが剥がれる事例があったため、メーカーが万全を期して自主回収・出荷停止を決定したものです。
薬の有効性や安全性に問題があるわけではありませんので、現在お使いの方は、手元のお薬をそのまま継続してご使用いただけます。
当院での在庫と対応
メノエイドコンビパッチは全国的に出荷停止となっていますが、当院では代替薬として使用できる「エストラーナテープ」と「エフメノカプセル」を院内処方用に十分に確保しています。
そのため、現在メノエイドコンビパッチをご使用中で在庫がなくなった場合でも、速やかに代替薬に切り替えて治療を継続できます。
急に薬が切れてしまう心配はありませんので、安心してご相談ください。
代替薬のご案内
メノエイドコンビパッチを使用中の方には、同等の効果が期待できる代替薬をご提案します。症状や生活スタイルに合わせて処方しますので、ご相談ください。
・エストラーナテープ(E)+エフメノカプセル(P)
2日に1回テープを貼り替え、エフメノカプセルを就寝前に服用します。
・ディビゲル/ル・エストロジェル(E)+エフメノカプセル(P)
ジェルを1日1回塗布し、エフメノカプセルを就寝前に服用します。
・ジュリナ錠(E)+エフメノカプセル(P)
ジュリナ錠を1日1〜2錠、エフメノカプセルを就寝前に1カプセル服用します。
更年期治療をご希望の方へ
当院では、更年期症状(ほてり・発汗・不眠・気分の落ち込みなど)に対して、ホルモン補充療法を含む多様な治療を行っています。
症状やライフスタイルに合わせ、最適な治療方法をご提案いたします。
ご不明点や薬の切り替えに関するご相談は、どうぞお気軽にお知らせください。