【秋の花粉症?】ブタクサアレルギーの症状・時期と風邪との見分け方
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シンクヘルスクリニック 院長
岩佐美穂
資格(産婦人科専門医、日本抗加齢医学専門医、がん治療認定医)
所属学会(日本産科婦人科学会、日本成人病(生活習慣病)学会、日本抗加齢医学会、日本癌治療学会)
日本赤十字社医療センター、虎の門病院で産婦人科医として臨床経験を積む。「忙しく頑張っている人がもっと気楽に相談できる場所を作りたい」との想いを胸に、2024年11月、オンライン診療専門のシンクヘルスクリニックを開院。
内科、皮膚科、医療用漢方、婦人科など、受診者の悩みに幅広く対応。心のケアも大切に、一人ひとりが安心して自分の体と向き合えるようサポートしている。
目次
1 ブタクサアレルギーの主な症状と飛散時期
1.1 ブタクサ花粉症の代表的な3大症状
1.2 ブタクサ花粉の特徴
2 これって風邪?ブタクサ?一目でわかるチェックリスト
2.1 風邪とブタクサアレルギーの症状比較
2.2 【注意】メロンやスイカで口がかゆくなる口腔アレルギー症候群(OAS)とは?
3 今日からできるブタクサアレルギーの予防と治療法
3.1 日常でできるブタクサ花粉の回避・セルフケア対策
3.2 治療法
3.3 市販薬と処方薬の違い
4 忙しい方でも安心!自宅で完結するオンライン診療の活用
4.1 通院不要!アレルギー症状にオンライン診療をおすすめする3つの理由
4.2 スマホで完結!予約からお薬受取までの手順
5 まとめ:早めの対策で秋を快適に!違和感を覚えたらオンライン受診へ
秋は過ごしやすい季節ですが、止まらない鼻水・喉の違和感・目のかゆみに悩まされる方も多いのではないでしょうか?
春のスギ・ヒノキ花粉症は広く知られていますが、実は秋にも強力なアレルゲンが潜んでいることをご存じでしょうか。その代表がブタクサです。
今回は、ブタクサアレルギーの症状や風邪との違いについて解説するとともに、治療法についてもお伝えします。
| ブタクサアレルギーの主な症状と飛散時期
秋の花粉症を引き起こす主原因であるブタクサは、スギやヒノキとは異なる物理的特性を持っています。
この違いを理解することが、適切な対策への第一歩となります。
| ブタクサ花粉症の代表的な3大症状
ブタクサアレルギーの基本症状は、他の花粉症と同様鼻水・くしゃみ・目のかゆみです。
しかし注目すべきはブタクサ花粉の粒子サイズで、スギ花粉が約30マイクロメートルであるのに対し、ブタクサ花粉は約20マイクロメートルと非常に微細です。この小ささゆえに、鼻粘膜でブロックされきれず、気管支や肺の奥深くまで容易に侵入する性質を持っています。その結果、以下のような特有の症状が現れやすくなります。
・乾いた咳(せき): 気管支まで到達した花粉が炎症を引き起こし、長引く咳の原因となる
・喘息の誘発・悪化: 粒子が小さく気管支まで到達しやすいため、気道が過敏な方では咳や喘鳴のきっかけになることがある
| ブタクサ花粉の特徴

ブタクサの飛散時期は、一般的に8月から10月にかけての秋シーズンです。スギ花粉が風に乗って数百キロ先まで飛散するのに対し、ブタクサは草丈が低いため、飛散範囲は数メートルから数十メートル程度と限定的であるのが特徴と言えます。
飛散範囲は狭いものの、ブタクサは私たちの日常生活のすぐ近くに自生していることがほとんどです。ただし飛散範囲が狭いということは、近づかなければ避けられます。
たとえば通勤ルートやジョギングコースにブタクサがある場合、ルートを変更するだけで体内に取り込むアレルゲン量を劇的に減らすことが可能です。
| これって風邪?ブタクサ?一目でわかるチェックリスト
「最近、鼻の調子が悪いけれど、熱はないしブタクサかな?」
実のところ鼻の症状の原因を特定するには、アレルギー検査をする必要があります。
まずは以下の項目の中で、現在のあなたの状態に当てはまるものにチェックを入れてみてください。
【ブタクサアレルギー・セルフチェック】
| チェック項目 | はい | いいえ |
|---|---|---|
| 1. 症状が出ているのは8月〜10月の間ですか? | ||
| 2. 鼻水は無色透明で、サラサラと水っぽいですか? | ||
| 3. くしゃみが何度も連発して出ますか? | ||
| 4. 目にかゆみや充血、涙目などの症状がありますか? | ||
| 5. のどや耳の奥にかゆみを感じますか? | ||
| 6. 熱はないのに、乾いた咳やゼーゼーする呼吸がありますか? | ||
| 7. 症状が2週間以上長引いていますか? | ||
| 8. メロン、スイカ、バナナを食べると口の中がかゆくなりますか? | ||
| 9. 河川敷や空き地の近くに行くと症状が悪化しますか? |
【判定結果】
※このチェックは医師の診断に代わるものではありません
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| 風邪とブタクサアレルギーの症状比較
「風邪だと思って市販の総合感冒薬を飲み続けていた」という話はよく聞きます。
しかし、アレルギーに対して風邪薬を服用しても根本的な解決にはなりません。それどころか、薬に含まれる抗ヒスタミン成分による眠気が仕事のパフォーマンスをさらに低下させる、という悪循環に陥ることも少なくありません。
以下の比較で、あなたの症状が風邪とブタクサアレルギーのどちらに近いのか比較してみましょう。
| チェック項目 | ブタクサアレルギー(花粉症) | 風邪 |
|---|---|---|
| 鼻水 | 無色透明でサラサラしている | 黄色っぽく粘り気がある |
| くしゃみ | 何度も連発することが多い | 1〜2回程度で、連発は稀 |
| 目の症状 | 強いかゆみや充血がある | あまり出ない |
| 咳・喉の症状 | 乾いた咳、喉や耳の奥のかゆみ | 喉の痛み、痰の絡む咳 |
| 熱(発熱) | 熱はないか、あっても微熱程度 | 高熱が出ることがある |
| 続く期間 | 花粉が飛散する数週間〜数ヶ月 | 通常1〜2週間以内 |
| その他の特徴 | 特定の食べ物(メロン等)で口がかゆくなる | 体のだるさや筋肉痛を伴うことがある |
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| 【注意】メロンやスイカで口がかゆくなる口腔アレルギー症候群(OAS)とは?

花粉症は、単に鼻や目が辛いだけの病気ではありません。実はブタクサアレルギーを持つ方の一部には、特定の果物や野菜を食べた際に口の中に違和感を覚える口腔アレルギー症候群(OAS)を併発するケースが見られます。
花粉のアレルゲンと、果物や野菜に含まれるアレルゲンの構造がよく似ているため、体がアレルギー反応を起こします。多くは口の中の違和感のみで治まりますが、ごく稀に蕁麻疹や息苦しさなどの重い症状を引き起こすので注意が必要です。
| 今日からできるブタクサアレルギーの予防と治療法
くり返しになりますがブタクサアレルギーは回避することで、予防できます。さらにセルフケアを取り入れると、より症状を抑えることができるでしょう。
また、回避が難しい場合や回避していても症状が出てしまう場合があります。そのときは、症状を抑える対症療法を行います。
| 日常でできるブタクサ花粉の回避・セルフケア対策
物理的にアレルゲンを排除することは、最大の対策です。
・スキンケアの徹底:肌が乾燥してバリアが壊れるとアレルゲンが侵入し、アレルギーを悪化させるので低刺激な保湿剤でのケアを習慣化しましょう。
・住環境の調整: 秋はダニの死骸やカビも増える時期です。こまめな掃除と湿度管理で、複合的なアレルギー発症を防ぎます。
| 治療法
ブタクサアレルギーの治療は、症状の軽減を目的とした対症療法が主体です。一般的には抗ヒスタミン薬や抗ロイコトリエン薬を用いてアレルギー反応を抑えます。
もしも十分な効果が得られない場合は、鼻に直接噴霧するステロイド点鼻薬が中心となります。症状が非常に強い場合に限り、内服ステロイドを短期間用いることもありますが、副作用の観点から漫然と続ける薬ではありません。
なお、抗ヒスタミン薬の中には眠気が出やすいものもあるため、眠気を避けたい方には眠気の少ない薬剤や、漢方薬の小青竜湯を選択肢とすることもあります。小青竜湯は体を温めながら余分な水分を排出し、症状の緩和が期待できます。
また従来の薬でアレルギー症状が治まらない場合には、注射製剤を使うことがあります。
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| 市販薬と処方薬の違い

市販薬の中には医療用と同じ成分・同じ量のものもあります。一方で、鼻噴霧用ステロイド薬や抗ロイコトリエン薬など、症状に応じて医師が選べる薬は市販では手に入りにくいのが実情です。処方薬では、症状のタイプや生活スタイル(眠気の許容度、運転の有無など)を踏まえて医師が組み合わせを調整できます。
とはいえ、市販薬を選ぶ背景には日々の忙しさや通院の難しさがあることでしょう。そこで、スマホで自宅や好きな場所から受診できるオンライン診療を活用する方法があります。
| 忙しい方でも安心!自宅で完結するオンライン診療の活用
忙しい日々の中で病院までの移動時間や診察までの待ち時間というのは、苦痛に感じてしまう方がほとんどです。
そのため市販薬で対処していたものの、症状がよくならないので仕事や日々の生活に支障が出てしまっている方も多いのではないでしょうか?
そこでオンライン診療であれば、受診にかかる時間を大幅に減らすことができるのです。
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| 通院不要!アレルギー症状にオンライン診療をおすすめする3つの理由
①移動時間や待ち時間の削減: 病院での移動時間と待ち時間を大幅に減らせます。
②専門医に相談できる: オンラインであっても診察を行うのは専門医です。不安なことを相談できる安心感があります。
③薬の受け取り方を選べる: 処方された薬はご自宅へ配送か希望の薬局で受け取り可能です。
| スマホで完結!予約からお薬受取までの手順

スマホで受診できるオンライン診療は、以下の手順で完結します。
・診察: ビデオ通話で医師の診察を受ける
・配送: 処方されたお薬は最短翌日にご自宅へ配送か、すぐに欲しい場合は希望の薬局へ処方箋を送信
▼オンライン診療の流れについてくわしくはこちら▼
オンライン診療の流れ
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| まとめ:早めの対策で秋を快適に!違和感を覚えたらオンライン受診へ
ブタクサアレルギーの症状は、他の花粉症と同様鼻水・くしゃみ・目のかゆみです。
ただしブタクサ花粉は粒子が小さく気管支まで到達しやすいため、気道が過敏な方では咳や喘鳴のきっかけになることのある点が特徴です。飛散範囲は狭いため、自生場所に近づかなければ回避できる可能性があります。
とはいえ完全に避けるのは難しいので、症状が出た場合は抗ヒスタミン薬などで対症療法を中心に治療を行います。
「もしかして?」という小さな違和感こそ、体が発しているSOSのサインです。通院が難しい場合は、当院のオンライン診療をご活用ください。私たちが全力でサポートさせていただきます。


