オンライン診療 診療内容一覧オンライン診療 診療内容一覧 よくある質問 ブログ 診療の流れ

診療予約

オンライン診療
シンクヘルスクリニック

夏の長引く『だるさ・冷え・頭痛』は冷房病かも?原因と対策、自宅でできるオンライン漢方治療

ホーム >  ブログ

冷房で寒そうな女性

岩佐美穂

執筆者
シンクヘルスクリニック 院長

岩佐美穂
資格(産婦人科専門医、日本抗加齢医学専門医、がん治療認定医)
所属学会(日本産科婦人科学会、日本成人病(生活習慣病)学会、日本抗加齢医学会、日本癌治療学会)

日本赤十字社医療センター、虎の門病院で産婦人科医として臨床経験を積む。「忙しく頑張っている人がもっと気楽に相談できる場所を作りたい」との想いを胸に、2024年11月、オンライン診療専門のシンクヘルスクリニックを開院。
内科、皮膚科、医療用漢方、婦人科など、受診者の悩みに幅広く対応。心のケアも大切に、一人ひとりが安心して自分の体と向き合えるようサポートしている。

 

 
目次
1 冷房病の原因と症状
 1.1 温度差による自律神経の乱れ
 1.2 夏バテに似ただるさや頭痛
 1.3 女性に多い生理痛の悪化
2 セルフケア×体質改善で冷房による不調を和らげる冷房病を根本から治す医療
 2.1 市販薬とは違う医療用漢方
 2.2 つらい頭痛に用いる西洋薬
 2.3 女性ならではの治療法
3 待ち時間の負担が少ないオンライン診療
 3.1 スキマ時間にスマホで受診
 3.2 暑い中の通院不要で薬が届く
4 自宅でできる冷房病対策
 4.1 首とお腹を温める服装の工夫
 4.2 ぬるめの入浴と温かい食事
5 まとめ 我慢せず快適な夏を過ごそう

 

 

夏になると、なんとなく体がだるい、手足が冷える、頭痛や肩こりが抜けないと感じる方が増えてきます。

 

暑さのせいだと思われがちですが、実は冷房による体の冷えが関係しているかもしれません。こうした不調は、一般に「冷房病」や「クーラー病」と呼ばれています。

 

この記事では、その原因と症状、自宅でできる対策、そして待ち時間の負担が少ないオンライン診療について解説します。

 

 

| 冷房病の原因と症状 

 

冷房病は正式な病名ではなく、冷房による体の冷えで起こる不調をまとめた呼び方です。

 

そのため症状は人によってさまざまで、原因も一つとは限りません。まずは、どのような仕組みで不調が起こるのかを見ていきましょう。

 

 

| 温度差による自律神経の乱れ 

 

私たちの体温や血流は、自律神経によって無意識のうちに調整されていますところが冷えた室内と暑い屋外を何度も行き来すると、この切り替えに負担がかかります。血管の収縮と拡張が繰り返されることで、体温調節がうまく働かなくなるのです。環境省は、冷房時の室温28℃を無理のない範囲での目安として示しています。

 

なお、28℃とは冷房の設定温度ではなく、実際の室温を指した数値です。

 

関連記事
「なんとなく不調」の正体は自律神経?乱れの原因と自分でできる改善法

 

 

| 夏バテに似ただるさや頭痛 

 

頭痛やだるさを感じてい休んでいる女性

 

冷房病では、全身のだるさや倦怠感、頭痛、肩こりがよくみられます。さらに、お腹が冷えることで下痢や便秘といった胃腸の不調が出る方もいます。

 

ただし、全身のだるさは熱中症や貧血、甲状腺の病気などでも起こる症状です。特に熱中症は命に関わるため、強い頭痛や吐き気、めまいを伴うときは早めに医療機関を受診してください。

 

 

 

| 女性に多い生理痛の悪化 

 

体が冷えると血流が滞りやすくなり、下腹部の不快感につながることがあります。

 

実際に、夏になると生理痛が重くなる、生理不順やPMSがつらいというご相談は少なくありません。ただし、冷えと月経の症状には関連が指摘されているものの、原因が冷えだけとは限りません。子宮内膜症や子宮筋腫が隠れていることもあるため、痛みが強い場合は婦人科でご相談ください。

 

 

| セルフケア×体質改善で冷房による不調を和らげる冷房病を根本から治す医療 

 

まずは冷房の風に直接当たらない、羽織ものを用意するといった工夫から始めてみましょう。それでも改善しない場合には、医療の力を借りるという選択肢があります。

 

ここでは、クリニックで受けられる治療について紹介します。

 

 

| 市販薬とは違う医療用漢方 

 

医療用漢方

 

漢方薬は、体質や症状の出方に合わせて薬を選ぶところに特徴があります。

 

冷えやむくみを伴う方には当帰芍薬散水分の偏りによる頭痛やめまいには五苓散が用いられます。また、冷え症に加えて気分の落ち込みや不安が強い方には、加味逍遙散が選ばれることもあります。医師が処方する医療用漢方は保険が使え、経過をみながら種類や量を調整できる点が強みです。

 

一方で、加味逍遙散のように甘草を含む漢方には偽アルドステロン症などの副作用が知られています。そのため、自己判断での長期服用は避け、医師の管理のもとで続けることが大切です。

 

予約ページへのボタン

 

関連記事
漢方が合わないときの症状は?副作用が出やすい人の特徴や原因について解説

 

 

| つらい頭痛に用いる西洋薬 

 

体質の改善には時間がかかるため、今すぐ抑えたい痛みには西洋薬を併用することもあります。頭痛には鎮痛薬胃腸の不調には整腸薬といった形で組み合わせていきます。

 

ただし、単一成分の鎮痛薬を月に15日以上、複数成分の鎮痛薬やトリプタンを月に10日以上使う状態が続くと注意が必要です。かえって頭痛が起こりやすくなることがあるため、飲む回数が増えてきたら我慢せず医師にご相談ください

 

関連記事
その頭痛、片頭痛かも?セルフチェックと治療法|オンライン診療対応

 

 

| 女性ならではの治療法 

 

冷えだけでなく、生理痛や生理不順が生活に支障を出している場合もあります。そうしたときには、低用量ピルやホルモン補充療法が選択肢になります。

 

ただし、低用量ピルには血栓症のリスクがあるため、喫煙習慣や血圧、既往歴の確認が欠かせません。ホルモン補充療法についても、検査を含めた評価を行ったうえで判断します。したがって、対面での診察や検査が必要と判断される場合があることはご了承ください。

 

予約ページへのボタン

 

関連記事
【生理の不調】総点検!生理不順・生理痛・PMSから更年期まで、あなたのトラブル別「原因と対処法」

 

 

| 待ち時間の負担が少ないオンライン診療 

 

体調が悪いときほど、移動や待合室で過ごすのはつらいものです。

 

オンライン診療であれば、その負担を減らしながら医師に相談できます

 

 

| スキマ時間にスマホで受診 

 

スマホでオンライン診療を受診する女性

 

オンライン診療は、ネットで予約した時間に合わせてスマートフォンから受診できます。そのため、仕事の休憩時間やすきま時間での相談も可能です

 

院内で順番を待つ必要がない分、通院にかかる時間を大きく減らせます。ただし、症状によっては対面での診察が必要になる場合もあります。

 

関連記事
タイパ受診とは?診察以外のムダな時間を減らすオンライン診療

 

 

| 暑い中の通院不要で薬が届く 

 

処方された漢方薬や西洋薬は、ご自宅まで配送することができます。体の辛い中薬局に立ち寄る必要がないため、体力を消耗せずに治療を始められます。

 

ただし突然の激しい頭痛や、手足に力が入らないといった症状は例外です。その場合はためらわず、対面での受診や救急要請を検討してください。

 

 

| 自宅でできる冷房病対策 

 

治療と並行して日常生活の工夫を重ねていくと、体はより楽になっていきます。

 

どれも今日から始められる方法なので、ぜひお試しください。ここでは、服装と入浴・食事のポイントを紹介します。

 

関連記事
冷えを緩和する漢方薬とは?~原因や温めるとよい部位を紹介~

 

 

| 首とお腹を温める服装の工夫 

 

首とお腹を温めるためカーディガンを羽織る女性

 

オフィスや自宅では、ひざ掛けやカーディガンを一枚用意しておくと安心です。

 

首や手首、足首は皮膚のすぐ下を太い血管が通るため、外気の影響を受けやすい場所とされています。スカーフや靴下でこれらを覆っておくと、冷えを感じにくくなります。さらに腹巻きを活用すれば、お腹まわりの冷えも防ぎやすくなります。

 

 

| ぬるめの入浴と温かい食事 

 

夏はシャワーで済ませがちですが、湯船に浸かる習慣は体を休めるうえで役立ちます

 

厚生労働省の健康づくりのための睡眠ガイド2023でも、就寝前の入浴が寝つきを助けるとされています。38〜40℃程度のぬるめのお湯に、10分から15分ほど浸かるとよいでしょう。また飲み物も冷たいものばかりに偏らず、常温や温かいものを選ぶと胃腸への負担が減ります。

 

 

| まとめ 我慢せず快適な夏を過ごそう 

 

夏のだるさや冷え、頭痛は「この程度で受診してよいのか」と迷いやすい症状です

 

しかし原因を整理して適切な治療につなげれば、日々の過ごしやすさは変わってきます。漢方薬や西洋薬、ピル処方やホルモン補充療法など、選択肢は決して一つではありません

 

オンライン診療であれば、暑い中を出かけることなく医師に相談していただけます。より快適に過ごすために、気になる症状があればお早めにご相談ください。

 

迷った時は、
ひとりで悩まず気軽にご相談ください

スタッフに相談する

医師に相談する

 

 

参考文献

・医薬品医療機器総合機構(PMDA) ツムラ当帰芍薬散エキス顆粒(医療用)添付文書
・医薬品医療機器総合機構(PMDA) ツムラ五苓散エキス顆粒(医療用)添付文書
・医薬品医療機器総合機構(PMDA) ツムラ加味逍遙散エキス顆粒(医療用)添付文書
・公益財団法人日本医療機能評価機構 Mindsガイドラインライブラリ「頭痛の診療ガイドライン2021」 
・公益社団法人日本医師会「健康ぷらざ」月経困難症を治療する低用量ピル 
・厚生労働省「オンライン診療の適切な実施に関する指針」(令和5年3月一部改訂) 
・厚生労働省 e-ヘルスネット「快眠と生活習慣」 

よく見られている診療内容

診療内容一覧