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皮膚科のオンライン診療は保険適用される?処方される薬や料金について解説

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皮膚科のオンライン診療は保険適用される?処方される薬や料金について解説

大村美穂

執筆者

シンクヘルスクリニック 院長
産婦人科専門医 岩佐美穂

 

目次

1 皮膚科のオンライン診療は保険適用なのか
 1.1 オンライン診療のメリット・デメリット
2 ニキビのオンラインで診察について
 2.1 ニキビの発生とメカニズム
 2.2 ニキビ治療は継続が大切
3 その他の診察内容と処方薬
 3.1 かゆみ
 3.2 乾燥肌
 3.3 蕁麻疹
 3.4 アトピー性皮膚炎
 3.5 水虫(足白癬)
 3.6 カンジダ感染症
 3.7 多汗症
 3.8 円形脱毛症
4 皮膚科のオンライン診察は料金が高いのか
5 まとめ

 

 

最近ニュースサイトやSNSの広告を通して、オンライン診療を身近に感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

皮膚科においてもオンライン診療が適用される一方、オンライン診療というと保険適用がされずに価格が高いのではと不安も感じますよね。

 

そこで今回は、皮膚科のオンライン診療に対して保険は適用されるのか、また皮膚科の相談に多いニキビ治療に関する情報をお伝えします。

 

記事後半では、当院の皮膚科の料金体系についてもご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

 

 

| 皮膚科のオンライン診療は保険適用なのか

 

 

診療内容によりますが、皮膚科のオンライン診療でも保険は適用されます。

 

保険適用されると、治療費は全額の3割に負担が抑えられます。一方、保険適用外の自由診療は全額自己負担です。

 

そもそも、オンライン診療が保険診療として正式に行われるようになったのは2018年3月からです。その後、2022年1月には初診に対してもオンライン診療が可能となりました。

 

なお、皮膚科のオンライン診療で保険適用されるご相談内容例は以下の通りです。

 

・ニキビ
・かゆみ、虫刺され
・乾燥肌
・蕁麻疹
・アトピー性皮膚炎
・水虫(足白癬)
・カンジダ感染症
・多汗症

・円形脱毛症

 

 

| オンライン診療のメリット・デメリット

 

オンライン診療にはさまざまなメリットが存在します。

 

・予約から会計までスマホやPCだけで済ませられる
・病院やクリニックに行く時間と交通費がカットできる
・他の患者さんの存在を気にせずに医師と相談できる

 

なお、お薬の受け取り方は当院の場合は

 

①処方薬局に当院から処方箋をFAXで送り、お近くの薬局でお薬を受け取りに行く(最短で当日受け取りが可能)
②院内処方対応のお薬であれば、当院からご自宅にお薬を発送する
③処方薬局からお薬を発送する

 

がお選びいただけます。

 

一方、便利なオンライン診療にもデメリットは存在します。

 

・オンライン診察では治療が完結できないと判断された場合、対面診療の病院、クリニックでの受診が必要になる
・直接患部を診てもらえない

 

なお、オンライン診療では患部を直接診てもらえないという不安のある方もいらっしゃるでしょう。

 

当院の場合、予約時に気になる箇所の写真を送り、さらにビデオ通話での診察時、医師に気になる箇所を再度確認いたします。

 

ご自身の相談したい内容によっては、オンライン診療の良さが活かせる場合もあるため、一度相談してみるとよいでしょう。

 

 

 

| ニキビのオンラインで診察について

 

ニキビのオンラインで診察について

 

ニキビがなかなか治らず悩んでいる方の中で、実際に病院を受診する人は意外と少ないというデータがあります。(※)
(※)本邦における尋常性痤瘡のアンケートによる疫学的調査成績2018

 

一方、ニキビもれっきとした病気であり、受診する十分な理由になります。

 

「病院に行く時間がないから」「放っておけばそのうち治る」と思っている方へ、ニキビの発生メカニズムと治療の重要なポイントをご紹介します。

 

 

| ニキビの発生とメカニズム

 

ニキビとは、医学的には尋常性ざ瘡(じんじょうせいざそう)と呼ばれる、慢性的な皮膚の炎症です。

 

ニキビの主な原因は、以下の3つです。

 

①皮脂分泌の増加
②毛穴の詰まり
③アクネ菌の増殖

 

これらの原因が段階的に発生することで、ニキビへとつながります。

  

 

先ほど上げた3つの原因に対して、薬を用いて治療していきます。

 

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| ニキビ治療は継続が大切

 

ニキビ治療は、見えるニキビがなくなったら終わりではありません。ニキビ跡を残さない、ニキビができない肌を維持するためにも、治療を継続していくことが大切なのです。

 

忙しくてなかなか皮膚科に行けない方や、この程度のニキビなら…と思っている方も、オンラインで気軽にニキビ治療をはじめませんか。

 

 

 

| その他の診察内容と処方薬

 

 

冒頭でもお伝えした通り、皮膚科のオンライン診療ではニキビ以外にもご相談が可能です。

 

 

| かゆみ

 

かゆみの原因は、虫刺され、かぶれ、あせも、湿疹、乾燥など多岐にわたります。

 

おもな処方薬は、炎症を抑えるぬり薬、かゆみを抑えるのみ薬(抗ヒスタミン薬)があります。


関連記事
かゆみはストレスのせい?~蕁麻疹やアトピーとの関係と対処法を解説~

 

 

| 乾燥肌

 

乾燥肌とは、肌の水分・油分が保持できなくなった状態のことです。放置すると、かゆみや炎症の悪化がみられます。

 

季節の変化、加齢、過度な洗浄、乾燥した環境、特定疾患などが原因として挙げられ、処方薬は保湿薬、炎症やかゆみが強い場合は、抗炎症薬や抗ヒスタミン薬も併用します。

 

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| 蕁麻疹

 

蕁麻疹は、赤い膨疹とかゆみが一時的に現れる疾患のことです。通常は、数分から数時間で消えますが、繰り返すことがあります。

 

処方される薬は、抗ヒスタミン薬がメインです。

 

 

| アトピー性皮膚炎

 

かゆみにともなう湿疹がよくなったり悪くなったりと、慢性的に続く疾患のことで、乾燥やかゆみ、湿疹を伴い、生活の質に大きな影響を及ぼすことがあるのです。

 

処方薬は皮膚のバリア機能を高めるための保湿剤が基本で、症状が強い場合は、ステロイドのぬり薬を使用します。

 

また、重症例や効果が不十分な場合は抗ヒスタミン薬などの内服薬も処方されます。

 

 

| 水虫(足白癬)

 

水虫(足白癬)の原因は、白癬菌という真菌(カビ)です。公共の浴場やプール、共有の靴などを介して感染します。

 

特に足の指の間や足裏に症状が現れることが多いです。場合によっては、手や爪にも広がることがあります。(※)

 

おもな症状は、湿疹、皮膚のふやけ、ひび割れ、水ぶくれなどです。

 

原因となる真菌を死滅させるための塗り薬で治療します。

 

(※)爪白癬は触診や検査が必要な疾患のため、対面医療機関の受診を案内する場合があります。

 

| カンジダ感染症

 

普段も体に常在している、カンジダ菌という真菌(酵母菌)が免疫力の低下や抗生物質の使用、湿気などによって増殖し発症します。

 

処方薬はカンジダに対する外用薬を用います。

 

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| 多汗症

 

多汗症は、人口の約1割に見られる比較的身近な症状です。

 

全身の汗が増加する全身性多汗症と体の一部からの汗が増加する局所多汗症の2種類があります。

 

多汗症の種類 全身性 局所性
原因 わからない
※原発性
感染性、内分泌代謝異常、神経疾患

※続発性

わからない
※原発性
外傷や腫瘍による神経障害
※続発性

 

さらに、原発性局所多汗症の場合は以下の3つの分類があります。

 

・掌蹠多汗症:手のひらや足の裏に起こる
・腋窩多汗症:腋の多汗が左右対称に起こる
・頭部、顔面多汗症:頭や顔面からしたたり落ちるほどの多量の汗をかく

 

当院では、腋窩多汗症の方へ保険適用の処方薬として、発汗量を抑える塗り薬などを用います。

 

 

| 円形脱毛症

 

円形脱毛症は、頭に円形もしくは円に似たような形の脱毛が見られます。

 

おもに頭皮に多く存在する、毛を作り出す時期の毛包という部分を自己免疫が攻撃することで起こるとされています。

 

円形脱毛症は見た目に大きく影響を与えるため、精神的なダメージやQOL(生活の質)の低下が問題とされているのです。

 

処方薬としては、皮膚の炎症を抑える塗り薬を用います。

 

 

| 皮膚科のオンライン診察は料金が高いのか

 

皮膚科のオンライン診察は料金が高いのか

 

オンライン診療は対面診療に比べ、初診の診療点数が1割ほど低く設定されているため、診察料だけを見るとむしろ料金を抑えられているといえます。

 

一方、保険診療だった場合受診にかかる料金は診察料とお薬代です。

 

なお当院の場合になりますが、お薬代以外の目安は以下の通りです。

 

 

初診
診察料 760~1180円
システム使用料 1000円
配送料 550円

 

再診
診察料 230~1250円
システム使用料 1000円
配送料 550円

 

対面診療ではかかることのないシステム使用料と配送料が発生するため、診察料以外も含めて比較すると、オンライン診療の方が若干高い可能性もあります。

 

ただし、対面の際は病院に行くまでの交通費がかかるため、それも含めると大きな差はないといえるでしょう。

 

 

| まとめ

 

皮膚科のオンライン診療であっても、保険適用される場合があります。

 

オンライン診療の皮膚科で、診察可能な相談例は以下のとおりです。

 

・ニキビ
・かゆみ
・乾燥肌
・蕁麻疹
・アトピー性皮膚炎
・水虫(足白癬)
・カンジダ感染症
・多汗症
・円形脱毛症

 

さらに保険診療の診察料だけをみると、オンライン診療は対面診療に比べて初診の診療点数が1割ほど低く設定されているため、診察料は抑えられる傾向にあります。

 

ただし、オンライン診療ならではのシステム使用料など他に料金がかかることや、対面診療の際病院やクリニックでは、交通費がかかることを加味する必要があるでしょう。

 

いずれにしても、一概にどちらが高い、どちらが不便とは言い切れません。ご自身がメリット・デメリットを見比べて、メリットが大きいと感じた場合はオンライン診療を検討してみてはいかがでしょうか。

 

 

皮膚科(保険診療)のご予約はこちら

 

 

参考文献
厚生労働省 オンライン診療の適切な実施に関する指針
J-Stage 本邦における尋常性痤瘡のアンケートによる疫学的調査成績2018
日本皮膚科学会 原発性局所多汗症診療ガイドライン 2023 年改訂版
日本皮膚科学会 円形脱毛症診療ガイドライン2024

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